令和四年度 出陣ねぶた
 
龍 王りゅうおう
龍王

 法華経に登場し、仏法を守護するとされている八大龍王はちだいりゅうおう

 水に関する神として、雨乞いや海上安全などにご利益があると信じられてきた。

 青森市浅虫にも八大龍王が祀られている。その御神体は巨大な天然の流紋岩で、表面には白い龍の姿がうかぶとも言われている。海岸沿いの見晴らしの良い小山に建てられた社殿から浅虫の人々と自然を見守り続け、龍神さまと呼ばれ地元の人々に親しまれている。

 八大龍王のうち難陀なんだ龍王と沙羯羅しゃがら龍王は、千手観音の眷属けんぞくである二十八部衆にも属しており、京都の三十三間堂に安置されている彫像に代表されるように、主に武将の姿で表される。

 ねぶたは、清水を操る難陀龍王と沙羯羅龍王のお姿である。

解説/竹浪 比呂央