平成十八年度 出陣ねぶた
知事賞
じょんがら節発祥の由来
「 常 縁 奮 戦 」

 慶長2年(1597年)津軽為信[つがるためのぶ]率いる軍勢が浅瀬石城[あせいしじょう](黒石市浅瀬石)に攻め入った。 城主千徳[せんとく]氏の苦境を知った神宗寺[じんしゅうじ]の常縁和尚は自ら山伏姿となり応戦したが、ついに捕らわれそうになり、本尊を背に浅瀬石川の濁流に身を投じたのであった。

 後にこの川原に常縁和尚は手厚く葬られ、その一帯は 「常縁川原[じょうえんがわら]」 と呼ばれるようになった。 村人たちはここに集まり、供養をしながら千徳氏の悲運を嘆き、常縁の名を借りて即興の唄をうたい踊りを踊った。

 常縁川原という名は、いつのまにか「上川原(じょうがわら)」と変わり、さらに「じょんから」と呼ばれるようになった。 そして現在に伝わる「津軽じょんがら節」こそこの唄であり、“くどき節の発祥”と言われている。

解説/竹浪 比呂夫